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 2010/05/18
坂井修一教授に短歌界で最も権威ある「迢空賞」
受賞式は6月18日、東京・丸の内の東京会館で

 電子情報学専攻の坂井修一教授に、短歌界で最も権威のある迢空賞(第44回。角川文化振興財団主催)が贈られる。受賞式は6月18日、東京・丸の内の東京会館で行われる。

 迢空(ちょうくう)賞は、歌人・民俗学者で国文学者の釈迢空(折口信夫)にちなんで設けられた賞で、2010年(第44回)は坂井教授の第七歌集「望楼の春」が選ばれた。情報理工学の研究者が、短歌の世界で権威あるこの賞を受賞するのは初めて。坂井教授が将来の夢として基軸研究に位置づけている「文化創造情報処理システム」も、教授の理系と文系の資質が描いたシナリオかもしれない。

 坂井教授が短歌の世界に踏み込んだのは、馬場あき子氏との偶然の出会いから。東大理1の2年生(19歳)のとき、「歌林(かりん)の会」入会と同時に作歌活動を開始。それ以前は作歌も投稿の経験もなく、投稿歴ゼロの歌人は珍しい。馬場氏に師事して以来、短歌歴は30年余に及ぶ。教授の歌は科学者としての視点を詠み込んだ都会的な表現が特徴とされ、迢空賞受賞の対象となった第七歌集「望楼の春」は、40代末から50歳にかけて詠んだ短歌を集めたもの。かつてない孤独と向き合う中で紡いだ歌集と帯文に紹介されている。これまでに、第四歌集「ジャックの種子」で寺山修司賞(第5回)、第六歌集「アメリカ」で若山牧水賞(第11回)を受賞するなど、短歌界の評価はきわめて高く、ここに迢空賞という最高の栄誉が加わった。

 教授は、電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)時代の28歳のとき、汎用としては世界初の並列コンピュータ「EM−4」の開発に成功するかたわら、第二歌集「群青層」をまとめるなど、コンピュータ・アーキテクチャ研究と短歌を両立させてきた。研究者には多趣味の人が多い。ピアノやバイオリンを趣味にしている研究者は、研究で絡み合った思考を解きほぐすのに役立っているという話をよく聞く。教授の場合はどうなのか。「精神のバランスを取るというのに効果があるようです。でも、実際は両方で苦労を重ねているだけという気もしますが…」と笑う。

 「理系の研究者は、人間が何であるかわかっていない」と揶揄されることがあるが、坂井教授のケースは一つの反例と言えなくもない。現在、教授は情報システムの安全・安心を追求する「ディペンダビリティ」の研究とともに、「人間の幸せを支えるコンピュータシステム」の実現を目指している。こういう視点を打ち出せるのも、また、「文化創造情報システム」という新しいパラダイムの構築を目標に置いているのも、理系と文系の思考を併せ持つ教授ならではの視点と言ってもいいだろう。



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