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ニュース

 2007/04/26
植物の葉が音を奏で、木の葉がウインク !!
5月2日から南青山で「パブリックアート展」
情報理工の廣瀬教授らが体験型を提案

 アーティストと研究者が知恵と技を絞り、メディアアートの新しいジャンルを目指した展覧会「木とデジタル テクノロジーが生み出す“新しい自然”」が、ゴールデンウイーク中の5月2日から6日まで(午前11時〜午後8時。入場無料)、東京・南青山のスパイラルガーデンで開かれる。自ら触れて感じ、楽しめる体験型の未来空間があなたを待っている。出かけてみませんか。

 展覧会の仕掛け人は、情報理工の廣瀬通孝教授、メディアアーティストの岩井俊雄氏、情報理工の相澤清晴教授、苗村健准教授、川上直樹講師、先端研の鈴木康広特任助教ら。

 木の葉、葉脈、木漏れ日など、木の周辺に起きる現象は、人の心を惹きつける魅力がある。この“自然の知恵”と最先端技術を重ねていくことによって、人・情報・環境が織り成す、これまでにない新しい自然を創りだす。これが今回の展覧会の目的で、最先端のデジタル技術の成果を「木」の周辺に投影することで、体験型の空間づくりを試みている。

 パブリックアートは、公共空間に置かれた彫刻や抽象オブジェのような芸術作品を指すが、「デジタルパブリックアート」は、ここに高度なメディア技術を持ち込み、新しい技術を駆使した公共空間における表現の確立を目指している。パブリックアートの魅力を高めること、屋内環境に限られていたメディアアートを、屋外などの広大な開かれた場所で展示することによって、街行く人々に彫刻や建築などのように頑健で、一層魅力的なものに進化させようとするものだ。そのキーワードは3つ。コミュニケーション空間をつくり出す「空間」、その中に置かれた彫刻などのモノとしての「実体性」、鑑賞者自らが参加して体験する「自己参加」で、これらを組み合わせて“新しい自然”の姿を創りあげている。

 会場のレイアウトに従って主な作品を紹介しよう。

会場のレイアウト図
会場のレイアウト図

木漏れ日のディスプレイ
木漏れ日のディスプレイ
Sharelogの木
Sharelogの木
Strinoの葉
Strinoの葉
 入り口で行うのはまず登録。国際会議などで参加登録した個人のIDを見せて入場するのと同じような仕掛けの『リーフコード』を作成する。あなたの顔の特徴を撮影し、その特徴から個人の情報を埋め込んだ葉脈を持つ木の葉がつくられる。名前などの情報を使わず登録できる、いわば匿名IDだ。これを会場内の切り株にかざすと、あなたが切り株のところでどういう行動をしたかが記録されていく。かざした回数が多いほど、葉の枚数が増える。会場内を見終わって退場するとき、出口のそばにある切り株にかざすと、切り株の周辺で撮影されたあなたの行動の記録がスライドショーのように映し出される。この情報を他人に見せたくないと思ったら、シルエットにできるので、参加した痕跡はそのままに、個人情報はしっかりと守られる。

 ID登録したあと、木の葉型の画素を操作することによって、透過する光を“木漏れ日”のように変換し、空間を光と影で包み込むような効果をもたらす『木漏れ日のディスプレイ』をくぐっていくと、『Sharelogの木』に出合う。ここのモニターに、普段使っているSuicaやPASMOをかざすと、電車や地下鉄で過去に移動した履歴を地図上に表示する。つい最近、通った路線から、あの人と出会った日のことなど、そのときの記憶が呼び起こされる効果もある。その先には、『Strinoの葉』が待ち受けている。植物の茎や葉などの繊細な揺れやひずみを感知して、音に変換するものだ。そこでは、葉に水滴を落とすと、音を奏でることができる。

 そして、円形の広場にある『木陰のスクリーン』。木の先端部につけられたプロペラが回転すると、残像現象により全体が一面のスクリーンに早や変わり。ベンチに座ってスクリーンに映し出された回転する360度の風景を見上げると、座る人の視線が針となり、時間を測る時計として機能する。その隣にある『まばたきの葉』。紙の表裏にそれぞれ開いた目と閉じた目をプリントし、葉の形にカットしたものを空中に舞い上げると、くるくる回転しながら、まるで“まばたき”をしているように舞い落ちる。まばたきの葉の降り積もった下には『時空のカーペット』が敷かれている。カーペットには時計の模様があり、葉をかきわけたところをカメラで見ると、木の周辺の過去の様子を、位置に応じて見ることができる。木のつくり出す空間と人の関係が時間に変換されて体感できる。『ログログ』は丸太にひずみゲージを貼ったもの。この上に乗ると丸太がしなり、しなることによって足元の周辺の映像が変化する。これらの作品は、訴える切り口はそれぞれ違うが、アーティストと研究者の知恵と技が盛り込まれている。

 今回の展覧会は、廣瀬教授がプロジェクトの代表を務める科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)の研究プロジェクト「デジタルパブリックアートを創出する技術」(http://www.digital-public-art.org/)の成果の一部をまとめたもの。同プロジェクトは平成16年度から5年計画で推進されている。

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